ウォールデン公国の西に位置するエヴァリアは、四大元素の魔法による技術で発展してきた魔法都市だが同時に
一族の体を蝕む 瘴気に長年苦しめられている。
アリエッテ・ルクエールはこの地で唯一魔力を持たないかわりに、瘴気を見通す力を持つ特異な少女であった。
周囲から疎まれながらも、彼女の理解者である専属執事ジェラールと祖母が遺した魔道具タロットと共にアリエッテは瘴気に立ち向かう。
アリエッテ・ルクエール
主人公。お転婆で大雑把。魔法が使えないと周囲の人間から遠巻きに見られながらも強かに過ごす。
筆記試験は常に上位。また魔力が無いならばと体を鍛えており 部屋の一角がスポーツジム状態。
タロットが得意で国内外で手紙を介した占いを行っており、その際はエティラという偽名を使っている。
ジェラール
アリエッテの専属執事であり、相棒。謀反を恐れる貴族が魔力を持たない人間を使用人に置く中
唯一魔法を扱う世話役。
アリエッテに振り回され日々胃をキリキリさせているが、内心アリエッテにはこの国のしがらみから抜け
自由に暮らせる未来を望んでいる。
この時代の人間ではない。
ベレンガリア・ラ・ファイエット
アリエッテの同級生であり、ルクエール家と並ぶ名家の一人娘で学園副会長。聡明で端麗な出で立ちから人気が高い。
魔力は使えなくとも
筆記や知識で学ぼうとするアリエッテを称賛しており、真っ向から勝負を挑もうとする。
セドリック・ブライア
アリエッテの元婚約者。
魔力を持たないアリエッテを毛嫌いしている。
ハンナ・カルリエ
アリエッテと同級生。
クラスメイトから虐めを受けているらしい…